カテゴリー: 映画

  • 1917 命をかけた伝令 (1917)

    1917 命をかけた伝令を見た。

    いつも思うけど邦題の余計な一言いらんやろ…シンプルに”1917″でええやん。

    最近悲しいことに映画もドラマもまったく見ていない。テネットも結局見に行かなかったし、Netflixで溜まっているドラマも消化できていない。1917も長編ワンカットということで映画館行こうと思っていたが結局行かなかった。

    コロナ禍になってからほぼ家にいて、近所のコンビニに行くのも億劫になっている。ついでに仕事面もオワタ状態になっているので、とりあえず2021年になるまで燻った状態が続きそうなので今はひたすら耐え忍ぶのみである。

    ほんで、肝心の1917は、あーやっぱ映画館で見ればよかったという典型。

    ストーリーは超シンプルで、ドイツ軍の策略に引っかかりそうな1,600人の部隊に攻撃中止命令を伝えるため、2人の主人公がひたすら走るというもの。昼寝しているところから始まり、視聴者はカメラ越しにひたすら2人とともに戦場を走る。

    ワンカット映画といえばバードマンとかカメラを止めるなとかあるけど、本作はほぼ前編通してワンカット(で撮影されたように作られている)。いきなり戦場に放り込まれた主人公達と一緒にひたすら前に進む没入感がすごい。これは家のしょぼいテレビで見る作品ではなく、映画館のスクリーンで見ないと意味がない…

    メイキングを見ると塹壕の距離を緻密に計算したり照明弾の発光角度と時間を計算したりと、とにかくリアルな映像をワンカットで撮影するための戦略が練られていることがわかる。しかも屋内ではなく野外、建物もないだだっ広い土地である。すごいなぁ。どうやって撮ったんやろうという気持ちでいっぱいである。

    主人公のスコフィールドを演じたのはジョージ・マッケイ、ブレイクを演じたのはディーン=チャールズ・チャップマン。特にジョージ・マッケイはこれから売れそう。

    配信系はとりあえずプライム・ビデオかな?年末年始に見るべき映画の一つかなと思う。


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  • ジョーカー (Joker)

    ジョーカーを観た。

    これも結局映画館行かなかったので配信待ちだったが、やっとNetflixに登場したので視聴。

    アーサーにはホアキン・フェニックス。テレビ番組の司会者マレー・フランクリンにはロバート・デ・ニーロ。そしてある意味ジョーカーを生んだ最後の一押しをしたランドルを案じるのはビリオンズの弁護士役だったグレン・フレシュラー。アーサーの妄想の恋人役にはザジー・ビーツ。

    貧困や閉塞観、絶望感、孤独感がじわじわじわじわと大きな混沌につながっていく様が描かれており心が重くなる。ジョーカーを見ると今アメリカで起きている暴動と重ねてしまうのは仕方ないのかもしれない。

    すでに考察やらなんやらはしゃぶり尽くされていると思うので特に何か書くこともないが、いつか日本でもこういう事態になる時が来るのか…

  • ギャングース

    ギャングースを見た。

    ある日ふとNetflixを開くと、ギャングースが公開されていた。原作の漫画は結構面白かったので、なんとなく内容を思い出しつつ視聴。色々溜まっている作品があるけど中々消化できない…

    年少上がりの3人組が犯罪者をターゲットにしたタタキで巨悪に立ち向かっていくという内容。背景に見える貧困や格差、少年犯罪、虐待など闇を描きつつも、半グレの頂点と戦って行くというストーリー。

    主人公のカズキとサイケ、タケオはいい感じの配役。それぞれ加瀬亮、高杉真宙、渡辺大知。番頭の加藤には金子ノブアキに六龍天の安達はMIYAVIが演じる。

    原作のエピソードをおり混ぜつつオリジナルストーリーでうまい具合に2時間にまとめていたけど、最後のアクションシーンはちょっと無茶苦茶ちゃうん…と思う。現実味がないというか、なんか一気に手抜き感が…

    タタキの流れやオレオレ詐欺、受け子や半グレなどについても詳しく書かれているので、アウトローな世界も結構勉強になるし面白いかも。

  • コンテイジョン (Contagion)

    コンテイジョン (Contagion)を観た。

    コロナの予言していると最近話題になった映画。感染者の旦那の絶望やCDC(疾病予防管理センター)の職員の奮闘、ウイルスで儲けようとするブロガーなど様々な局面からウイルス拡大と社会情勢の変化を描く。

    クラスターやソーシャルディスタンスなどいま当たり前となった言葉や、買い占めによる暴動、緊急的に作られる病床、都市のロックダウンなど、現在のコロナの状況をなぞるような展開に、「現実は小説よりも奇なり」やなぁと思う。

    淡々とウイルス拡大の様子が日毎に描かれ、なんとかワクチンの作成に着手。映画の最後には感染源は結局なんだったのかというのをを示して終わる。

    ワクチンの配布が誕生日で抽選というのもなるほどな〜と思う。コロナのワクチンができたらこれもそうなるのかな。

    WHO職員の調査員がウイルスの経路を探っていく様子も、今まさにこうやって調査している調査員がいるのか…と思わずにはいられない。

    マット・デイモン、ローレンス・フィッシュバーンやマリオン・コティヤール、ジュード・ロウ、ケイト・ウィンスレットなどめちゃくちゃ豪華な俳優陣。まさにこのコロナ時代に見るべき映画。しかしマット・デイモンはほんまジェシー・プレモンスに似てるな…


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  • ウインド・リバー (Wind River)

    ウインド・リバー (Wind River)をみた。

    これはAmazonプライム・ビデオとネットフリックス両方とも来ていた。雪山サスペンスということで割と好みな感じ。ジェレミー・レナーが主人公の猛獣ハンターコリーを演じる。ジェレミー・レナーといえばアベンジャーズのホークアイかな。アベンジャーズあんまり知らんけど…



    クソ田舎に派遣されたくせにめちゃ頑張るFBI捜査官ジェーンはエリザベス・オルセン。美人やけどどっかでみたことある顔やな…と思っていたらギャレゴジの主人公の嫁さんか…最初はめんどくさい展開になるかとおもいきや思いやりのある有能な捜査官。そして事件のキーマンとなるマット役にはジョン・バーンサル。

    ジョン・バーンサルてほんま悪そうな見た目のおかげで今回も悪役かと思いきや…

    ストーリーはワイオミング州ウインドリバー保留地。ネイティブ・アメリカンの女性が雪に埋もれているところから始まる。主人公のハンター、コリーとFBIから派遣されたジェーンがバディを組んで犯人を追い詰めていく的な話。最近ドラマや長尺映画ばかりみていたせいか107分でめちゃくちゃきれいにまとまって未だに残るネイティブ・アメリカンの闇を描いていたということで、やっぱ良い映画てこういうもんやなぁと思い出した。

    決して派手ではないが、雄大な雪山を背景にしっかり組み立てられたプロットといい良作。


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