2020年 超PayPay祭りを終えて

11/14(土)と11/15(日)に超PayPay祭が行われた。

個人的にはなかなかおもしろかったが結構大変だったので、来年のために思ったことを記録しておく。

自分はソフトバンクユーザーなので、メインは15日。

PayPayに思い入れは1mmもないのだが、

  • 携帯がソフトバンクであること
  • プレミアム会員(ヤフオク出品のため)
  • ヤフーカードを持っている(PayPayにチャージできる唯一のカード)
  • ジャパンネット銀行に口座あり(来年PayPay銀行に名前変わるらしい…)

というPayPayを活用するためのドンピシャな条件が揃いすぎているのである。まさにPayPayの申し子やないか。iPhone 3GSが出た2009年、キャリアがソフトバンクやったことに感謝して以来や。

そんなわけで、この超PayPay祭の還元率には結構期待していた。開催2週間くらい前から何を買うかイメージして、要らないものをヤフオクで売りさばき、PayPayにチャージしたり、銀行やカードからチャージをしておいた。Apple Pencil第2世代とMX Anywhere 3は我慢できずに買ってしまったが…

14日23時45分までに買う予定の物を全部カートに入れ、正座で待機する。

正直いうと超PayPay祭の還元の仕様がややこしすぎてよくわからない。複数の還元項目があり、それぞれの項目に上限があるので、実際どこまで還元されるか不明。「実質」という言葉の難しさを考えさせられる。もしかすると0時になった瞬間に金額が上がるなんてこともあるかもしれない。考えてもしゃあないので、0時になってから還元状態をちゃんとみてから最終的に買うかどうか決めることにしていた。

あと0時になった瞬間はサーバーダウンとかもありあえるやろうなぁ、と思いつつブラウザの更新ボタンを押す。

「お、あっさりカート開いたな、よしちゃんと還元率反映されているか?詳細を見る、と…」

「あかん、おかしいな固まっとる。更新…あれ…」

さすがにサーバーはダウンしなかったようだが、決済処理をさばききれなくなったのか、カート自体が開けなくなってしまう。0時の開始直後なので多少は仕方ないかと思っており、「まぁ30分くらい待てば落ち着くだろう」と思っていた。

しかし事態は1時間たっても解消しない。Twitterで検索するとみんな同じような症状でカートが開かないというものだった。おそらくPayPayモール、ヤフーショッピング側も相当な対策をしていたはず(というかしていないとおかしい)だが、それを上回るアクセスがあったのか…これは思ったよりも重症かもしれない…と思っているとだんだんカートが開き始め、決済画面にたどり着くようになった。

しかし最終決済処理が正常に終了せずクーポンも適応できたりできなかったりかなり不安定な状態が続く。結局2時まで粘ったが、どうやっても決済処理が終わらず諦めて就寝することにした。この歳になると2時まで起きていると頭が全然働かなくなる。

Twitterを見ているとみんな文句をつぶやきまくっており、不謹慎ながら「まさに祭りやなぁ」と思ってしまった。こんな夜中に全国の人たちが更新ボタン連打しているのを想像したらなんか笑けてくる。

あれだけ広告打ちまくって買いを煽り、くじで射幸心を煽り、還元に群がる大衆に突きつけられたシステムトラブル。阿鼻叫喚の地獄絵図がまさに広がっているのである。こういったトラブル込での祭り感が割と嫌いではない。Amazonプライムデーのようなしょぼい商品や還元率ではない。顧客にとっては都合の良い異常な還元率はリスクでもあるし、0時になった瞬間にサーバー飛ぶことなんて容易に想像できる。それを踏まえて楽しむのがこういうイベントちゃうの?と思っている自分はギャンブル脳で頭おかしいのかもしれない…

とりあえず明日には解決してそうだが、もしかすると深夜諦めた組が起き始めた時間はまた混むのでは?と推測し、起きれたら早めに起きようと決意して就寝した。

ちゃんと寝られなかったのせいか次の日は6時半頃に目が覚める。半分寝ぼけつつiPhoneを手に取りアプリを立ち上げると、昨日の続きから注文手続きを行う。この時点ではすんなり問題なく注文完了できた。残念ながらくじのあたり画面は出てこなかったが、とりあえずそこそこの還元率で買えたしいいかな、と思っていた。

結局その後もアクセス集中でカートが開かなくなったり二重決済になったり注文履歴が反映されなかったりしていたようだが、どうせ処理がちゃんと進めば大丈夫だろうと推測。月曜までかかったが、ちゃんと処理メールも届いていた。そして履歴を見るとくじの1等もあたっていたみたいで、中々の還元率になりそうだった。

こういうイベントがあると、だらだらだらだらほしいなーと思っている物を一気に買うきっかけができて個人的に良いと思う。告知から期間も長かったので、しっかり計画を立てて吟味できたのも良かった。

冒頭書いた通りPayPayには1mmの思い入れもないが、良い意味でも悪い意味でもまさに「祭り感」の出たイベントではあったと思う。来年も同じような日程でやるなら深夜ではなく早朝が狙い目かもしれない。


超PayPay祭りで買ったもの

ナンバーガール ツアー逆噴射バンド@Youtube Liveを見て002


3/1(日) に行われたナンバーガールのYoutube Liveの配信から1週間が経ってしまった。

結局先週も仕事が地獄だったので残念ながらあまり余韻に浸る余裕もなく…アーカイブもはじめから全部は見返せなかったが要所要所は見直すことができた。

当日のセットリストはこんな感じ。

1.鉄風 鋭くなって
2.タッチ
3.ZEGEN vs UNDERCOVER
4.EIGHT BEATER
5.IGGY POP FAN CLUB
6.桜のダンス
7.透明少女
8.(夕焼け小焼け)
9.YOUNG GIRL SEVENTEEN SEXUALLY KNOWING
10.NUM-AMI-DABUTZ
11.Sentimental girl’s violent joke
12.DESTRUCTION BABY
13.MANGA SICK
14.CIBICCOさん
15.ウェイ?
16.U-REI
17.TATTOOあり
18.水色革命
19.日常に生きる少女
20.TRAMPOLINE GIRL
21.omoide in my head
22.黒目がちな少女
23.I don’t know
アンコール
24.転校生
25.KU~KI
26.透明少女

これ中々最高のセットリストではないか…大体聞きたい曲入ってないか?個人的にはあとここにSAPPUKEIとSASU-YOUとか欲しいかなと思う。

中でも個人的にすごく熱くなったのが、DESTRUCTION BABY→MANGA SICK→CHIBICCOさんの流れである。U-REIのアレンジも最高だった。転校生のギターリフも心臓に突き刺さるように最高のリフ。演奏面はすごかったが逆にキーの高い曲は向井氏のボーカルがしんどそうやったなぁ。最後のI don’t knowなんか特に…やはりあの頃と同じようなキレのある声はもう難しいのか…

途中のMCやタクシードライバーやタバコ4本一気吸いや異常空間Zや守山未来のコンテンポラリーダンスや色々あったが、結局はバンドの強さというか、無観客であろうが最高のライブをするという意識の根幹が垣間見えた気がする。

ベースの分厚さとドラムの手数多いながらもどっしりとした安定感、そしてえぐいギターリフ、映像も音質も非常に良かった。そんな配信を支えたのはやっぱりプロのチーム。演者はもちろんそれを支えるスタッフの仕事も最高だった。

これからこういったライブの配信でも金が撮れる時代になると思う。それこそ投げ銭でもしたくなるくらいクオリティが高かった。くしくもコロナウイルスのお陰で現地に行く醍醐味があったライブもネットで楽しめるという感覚になってしまった。アーティストのマネタイズの形も変わるのでは?

そんなわけで「サッポロOMOIDE IN MY HEAD 状態」にちなんで「トーキョーBEHIND CLOSED DOORS状態」で映像作品出して欲しい。もったいない。あんなカメラ位置客おったら絶対ムリやし。最高のPVじゃないか。


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ナンバーガール ツアー逆噴射バンド@Youtube Liveを見て001

3/1(日) に行われたナンバーガールのYoutube Liveの配信を見た。

これはナンバーガールのライブ落選続きからの奇跡の当選!からの延期…そしてYoutube Liveを見終わるまでの記録。



思えばナンバーガールを初めて聞いたのは「サッポロOMOIDE IN MY HEAD状態」だった。すでに解散した2003年。当時高校生だった自分は、地元の今はもう潰れてスーパーになってしまったTSUTAYAで「サッポロOMOIDE IN MY HEAD状態」をレンタルしてMDにコピーして聴いたのが最初である。MDて。なぜかあのジャケットが、あのロゴが訴えていたのかもしれない。手に取れと。

自分にとってはI Don’t Knowのイントロで向井秀徳氏が6弦をギュイーンとチューニングするあの不穏な音が初めてのナンバーガールの「音」である。ナムヘビもSchool Girl〜もちゃんと聞いたのは随分あとで、いまだにナンバガ=サッポロOMOIDE IN MY HEAD状態というのは変わらない。

演奏も熱量もあの有名なMCも、あの空気感もなにもかもパッケージングしたこのアルバムでナンバガというバンドを知ったのである。当時17歳だか18歳だかの自分にとっては衝撃であった。なぜならこの最高のバンドはもうすでに解散していたのだから。

だからこそライブに行きたい。復活のインタビューも色々読んだが、当然あの頃と何もかも違うのはわかっているが、だからこそライブに行きたい。という思いを全国に数万にはいるでろうナンバガファン同様の思いだった。

ライブが発表される度に先行応募は行った。日比谷野外大音楽堂のオフィシャル先行&Twitter先行、新宿LOFTのオフィシャル先行&Twitter先行、NUMBER GIRL TOUR 2019-2020『逆噴射バンド』のオフィシャル先行&ファミマ先行、どれも外れた。新宿LOFTの一般は参加したがぴあにすらアクセスできず。

なんとか友人の穴さんにとってもらった京都音楽博覧会で復活後のナンバーガールを見ることができたが、ワンマンではない。たかだが40分の尺で何がわかるというのか。こんな寸止めオナニーのようなお預けはいらん。

豊洲PITのキャパは3,000人位。2日やるので6,000人は入る。この6,000人の中にすら入れないという絶望。実際倍率どれくらいあったのか。

そんな絶望の中、11/18に発表された3/1の追加公演に最後の望みをかけて応募。奇跡的にZepp Tokyoを当選を決めた。意外にもあっさりと。

速攻で金を払い、発券まで待っていたが結局仕事がバタバタし始め、鹿児島に行ったりなんやかんやしているうちに2月になる。その頃は精神的にズタボロ状態でナンバガのライブも行けるのかどうか不安だったが、なんとかクリティカルなスケジュールはバッティングせず3/1を迎えられそう…と思った矢先。

延期である。

まぁ…しゃあないわな…むしろ英断や…と自分に言い聞かせつつ。

というわけで16時頃にチケットを発券し、18時前にヘッドフォンを耳にセットしYoutubeを開く。がらーんとした会場。出てくるメンバー。ほんまならここで大声援やろうなと思いつつ一発目はやはり「鉄風鋭くなって」。

とりあえず思ったことは、撮影・音響チームの仕事が素晴らしいの一言に尽きる。ほんまにリアルタイムなのかこのライブは?と思う位音も映像も素晴らしい。度肝抜かれた。無観客であろうがなかろうが最高のライブを届けるというメンバーとスタッフの職人魂がびんびんと伝わってきた。というか逆にカメラワークなんかは客がいないので、ありえないところから録れたんやろうなぁ。クレーンど真ん中やったし。

演奏が終わったあと拍手や歓声は一切ないわけだが、逆にそれがすごい張り詰めた空気感を演出していたような気がする。

その2へ続く。


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