ナンバーガール ツアー逆噴射バンド@Youtube Liveを見て001

3/1(日) に行われたナンバーガールのYoutube Liveの配信を見た。

これはナンバーガールのライブ落選続きからの奇跡の当選!からの延期…そしてYoutube Liveを見終わるまでの記録。



思えばナンバーガールを初めて聞いたのは「サッポロOMOIDE IN MY HEAD状態」だった。すでに解散した2003年。当時高校生だった自分は、地元の今はもう潰れてスーパーになってしまったTSUTAYAで「サッポロOMOIDE IN MY HEAD状態」をレンタルしてMDにコピーして聴いたのが最初である。MDて。なぜかあのジャケットが、あのロゴが訴えていたのかもしれない。手に取れと。

自分にとってはI Don’t Knowのイントロで向井秀徳氏が6弦をギュイーンとチューニングするあの不穏な音が初めてのナンバーガールの「音」である。ナムヘビもSchool Girl〜もちゃんと聞いたのは随分あとで、いまだにナンバガ=サッポロOMOIDE IN MY HEAD状態というのは変わらない。

演奏も熱量もあの有名なMCも、あの空気感もなにもかもパッケージングしたこのアルバムでナンバガというバンドを知ったのである。当時17歳だか18歳だかの自分にとっては衝撃であった。なぜならこの最高のバンドはもうすでに解散していたのだから。

だからこそライブに行きたい。復活のインタビューも色々読んだが、当然あの頃と何もかも違うのはわかっているが、だからこそライブに行きたい。という思いを全国に数万にはいるでろうナンバガファン同様の思いだった。

ライブが発表される度に先行応募は行った。日比谷野外大音楽堂のオフィシャル先行&Twitter先行、新宿LOFTのオフィシャル先行&Twitter先行、NUMBER GIRL TOUR 2019-2020『逆噴射バンド』のオフィシャル先行&ファミマ先行、どれも外れた。新宿LOFTの一般は参加したがぴあにすらアクセスできず。

なんとか友人の穴さんにとってもらった京都音楽博覧会で復活後のナンバーガールを見ることができたが、ワンマンではない。たかだが40分の尺で何がわかるというのか。こんな寸止めオナニーのようなお預けはいらん。

豊洲PITのキャパは3,000人位。2日やるので6,000人は入る。この6,000人の中にすら入れないという絶望。実際倍率どれくらいあったのか。

そんな絶望の中、11/18に発表された3/1の追加公演に最後の望みをかけて応募。奇跡的にZepp Tokyoを当選を決めた。意外にもあっさりと。

速攻で金を払い、発券まで待っていたが結局仕事がバタバタし始め、鹿児島に行ったりなんやかんやしているうちに2月になる。その頃は精神的にズタボロ状態でナンバガのライブも行けるのかどうか不安だったが、なんとかクリティカルなスケジュールはバッティングせず3/1を迎えられそう…と思った矢先。

延期である。

まぁ…しゃあないわな…むしろ英断や…と自分に言い聞かせつつ。

というわけで16時頃にチケットを発券し、18時前にヘッドフォンを耳にセットしYoutubeを開く。がらーんとした会場。出てくるメンバー。ほんまならここで大声援やろうなと思いつつ一発目はやはり「鉄風鋭くなって」。

とりあえず思ったことは、撮影・音響チームの仕事が素晴らしいの一言に尽きる。ほんまにリアルタイムなのかこのライブは?と思う位音も映像も素晴らしい。度肝抜かれた。無観客であろうがなかろうが最高のライブを届けるというメンバーとスタッフの職人魂がびんびんと伝わってきた。というか逆にカメラワークなんかは客がいないので、ありえないところから録れたんやろうなぁ。クレーンど真ん中やったし。

演奏が終わったあと拍手や歓声は一切ないわけだが、逆にそれがすごい張り詰めた空気感を演出していたような気がする。

その2へ続く。


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