ロードバイクを”ブルホーン”化する方法(2021年版)

ロードバイクブルホーン
ロードバイクを”ブルホーン”化してみた

ロードバイクを”ブルホーン”化してみた。需要がないのかあまり細かく書いている記事がなかったので書いてみることにした。

※この記事は過去に掲載した記事をリライトしたものです。掲載している写真は2019年当時のものです。

ロードバイクを”ブルホーン”化するメリット

まずロードバイクをブルホーン化するメリットはどこにあるのだろうか。実際にやってみてわかったことだが、結論から先に言うと、残念ながらメリットは「特に無い」ということである…

一番の問題はロードバイクの場合ほぼSTIレバーがついているので、それをわざわざブルホーンして取り付けても、シンプルに「ダサく」なってしまうのが一番の問題だと思っている。シングルスピードのようなシンプルなバイクであれば見た目もカッコいいが、ロードバイクに取り付けようとすると否が応でもケーブルがごちゃついたり、ブレーキの取りつけ位置が制限されたりして余計にダサくなってしまう。

何故ブルホーン化したのか?

それはたまたま自分の持っていた自転車が、「ブルホーン化しても見た目が損なわれなかった」からである。その理由は大きく2つある。今回ブルホーン化したのは“GIOS VECCHIO”という2009年に買ったモデルである。

シフトレバー&ホリゾンタルフレーム

1.シフトレバー

このGIOS VECCHIOだが普通のロードバイクと違うのが、STIレバーではなく「シフトレバー」で変速するという超クラシックなスタイルなのである…このシフトレバー搭載のおかげでハンドル周りで操作するのはブレーキだけになる。STIのようにケーブルがごちゃごちゃしないため、シンプルな見た目を維持できるので外観が良いという点が1つ目の理由。

2.ホリゾンタルフレーム

2つ目の理由はGIOS VECCHIOはフレームのトップチューブが地面と平行になる「ホリゾンタルフレーム」でクラシカルな印象であるという点。今のロードバイクは9割以上がトップチューブが後方に下がるスローピングフレームだと思う。スローピングフレームにブルホーンをつけるとなんかダサくなってしまう。ブルホーンはAFFINITY CYCLESのLo Proのような前下がりのパシュートフレームやホリゾンタルフレームと相性が良いと思う。

このように、シフトレバーとホリゾンタルフレームというクラシカルな外観要素2点のおかげで、ロードバイクのブルホーン化を試みたというのが背景である。

“ブルホーン”化に必要なもの

ブルホーンではブレーキの取り付けはハンドルの先端かハンドルの真ん中につけるが、自分は絶対にハンドルの先端につけたかった。これも見た目の問題である。

そのため、ハンドルの先に差し込めるタイプのブレーキが必要だった。条件に合わせて色々と調べると、TEKTROのRX4.1が良さそうであった。

アウターケーブルを外側に這わすタイプなのでブルホーンの先に差し込め、且つハンドルに穴あけする必要がないのと「キャリパーブレーキに対応」している点を確認した。

VECCHIOにはSHIMANOの105キャリパーブレーキがついているので、そのまま使えるのが一番良い。ブレーキ用のワイヤーケーブルはロードバイク用ではなくマウンテンバイク用になるのでそこだけ注意しないといけない。

そして一番の目玉であるブルホーンは国産メーカーの「NITTO」のブルホーン”RB-010″をチョイスした。絶妙な曲がり具合で非常に美しい見た目である。

ハンドルには当然太さ(クランプ径)がある。ハンドルはステムという部品で固定するため、ハンドルのクランプ径とステムのサイズが合っていないといけない。RB-010のクランプ径はφ25.4なので、ステムもそれに対応しているものに合わせる。

同じく国産メーカーの「NITTO」のステムをチョイスした。ステムは分離型のアヘッドステムと一体型のノーマルステムがあるが、元々ついていたものに合わせてノーマルステムをチョイス。※ステムにも突き出しの長さがあるので注意

ビフォーアフター

上記のパーツを組み合わせて実際に装着した写真が下記となる。

Before

ドロップハンドル装着時
ドロップハンドル装着時 全体写真

After

ブルホーン装着時
ブルホーン装着時 全体写真

NITTOのハンドルの先にTEKTROのRX4.1を差し込み、ケーブルをハンドルに這わして固定していく。最後に元々つけていたBROOKS CAMBIUM TAPEを洗って再利用して巻きつけると完成。

元々ついていたステムよりも突き出しが長いものを買ってしまったせいで、少しアグレッシブな見た目になってしまった。やはりサイズはちゃんと調べないといけない。

このように「シフトレバー」と「ホリゾンタルフレーム」のロードバイクであれば、外観を損なうこと無く自然にブルホーン化できると思う。ドロップハンドルに比べると、ハンドル周りの重量が軽くなるが、ポジションの自由度は狭まる。実用性ではなくかっこよさを求めるのであればブルホーン化もありではないかと思う。


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「ロードバイクを”ブルホーン”化する方法(2021年版)」への4件のフィードバック

  1. こんにちは!
    ハンドルはカットしていますか?
    同ハンドルとブレーキレバーを購入したのですが、奥までレバーを差し込むことができません。。。

    1. コメントありがとうございます。

      ハンドルはカットはしていません。ブレーキバーのネジは緩めていますか?一番奥まで差し込んでも、少しだけ隙間があきます。

      1. 少しの隙間はしょうがないんですね〜!
        返信ありがとうございます!!

        1. 少しの隙間はしかたないと思います!
          よろしくお願いします!

kotatsunimikanMgr へ返信する コメントをキャンセル

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