アークテリクス “アトムARフーディ”:ダウンに勝るインサレーテッドジャケット

アークテリクス アトムARフーディ
アークテリクス アトムARフーディ

ついにアークテリクスの”アトムARフーディ”を買ってしまった。年末の超PayPay祭りで溜め込んだPayPayボーナスを活用して購入。最近PayPayモール経由でZOZOTOWNに出ている商品を買うようになった。PayPay信者ではないが自分の環境だとかなり還元率が良い時があるのでポイントに釣られることが多い。

“アトムARフーディ”の着心地

着心地がめちゃくちゃ良い

アトムには他のアークテリクス製品と同様に、AR(オールラウンド)とLT(ライトウェイト)があるが、LTのほうはアークテリクス本社のスタッフが全員持っているとかなんとか…このジャケット、「確かに皆持つわ…」と思うくらい袖を通した時の着心地が良い。これはビビった。縫製も素材の肌さわりも最高に良い。

ネットでは、全身アークテリクス野郎と揶揄することあるみたいだが、本当に良いものは良いので、高くても選ぶべきであると思う。所有欲満たすしメンテナンスすれば長く使えるし…安物買ってすぐ捨てるよりもよっぽど良くないかな?これこそ今流行のSDGsちゃうんかと思ったりする。

ちなみに筆者は175cm,63kgだが、Sサイズを買ってジャストサイズだった。

蒸れにくく暖かいコアロフトという素材

アトムの大きな特徴はやはり「コアロフト」という中綿である。アークテリクスが独自に開発した保温性、断熱性と速乾性と通気性に優れるインサレーションらしい。一昔前といえば化繊はダウンに比べて「暖かくない」とか「重い」とかいわれていた。自分も勝手に「ダウンのほうが軽いしな〜」とか思っていた。

しかしその考えは簡単に覆るほど、このインサレーションジャケットは軽く、温かい。しかもコアロフトには速乾性があり、濡れても保温性を維持し続ける特徴がある。技術革新のお陰か最近ではこういったインサレーションジャケットがマウンテンギア業界では幅を利かせてきたようである。

マウンテンハードウェアのダウン

実際にアトムフォーディを着てみると、温かくて保温力があるのに、「圧倒的にムレが少ない」のである。2,3年位前に買ったマウンテンハードウェアのダウンジャケットと比べると体感でわかるほど差があると思う。明らかに違う。

これは実際に着てさらに動いてみることで実感できると思う。外側に使われているヨーノ30シェルは撥水性もあるので、小雨程度ならハードシェルを上から着なくても十分活動できそうである。去年は行くことができなかったが、11月位の登山で大活躍しそうである。

細かいところにも配慮された設計

袖口のストレッチが良い

素材面も素晴らしいが、機能面でも細かな設計がされている。その中でも特に評価したいのは袖口の素材である。ストレッチ素材が使われていて手首にピタッと張り付き隙間を作らない。そのお陰で袖口から冷気が侵入しにくい。腕先の方から冷えてくるということがなさそうである。

首周りもボリューミーでしっかり覆われているので熱を逃さない。ただその状態でもムレにくいため、暖かいながらも快適な温度をキープするような作りになっているのがダウンジャケットとの大きな違いかなと思う。これは実際に着てみないと体感できない部分なので、伝えるのは難しいかもしれない。

これでアークテリクスも5品目…さて次は何を買おうか…BETA SLを筆頭に、シューズ2足と短パンとポケッタブルパーカに加えてアトムを手に入れたので、次はロングパンツかな?あとザックもアークテリクスにすれば完全に全身アークテリクス野郎になれるが…流石にそれはやりすぎかも…


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アークテリクス “スコーミッシュフーディ”:使いやすいポケッタブルウインドシェル

アークテリクス "スコーミッシュフーディ"
アークテリクス ”スコーミッシュフーディ”

アークテリクスの”スコーミッシュフーディ”を買った。この前買ったアラキスに加えて最近アークテリクス製品にハマっている。この秋着ているがかなり最高なので書いてみた。

“スコーミッシュフーディ”はカラーが最高

発色の良いカーキ色のカラー
発色の良いカーキ色のカラー

ZOZO TOWNのポイントが結構溜まっていたので、ポイントと割引を使って購入。カラーはオリーブ色。どうもこれは調べてみると2019年モデルぽい。2020年モデルとは袖口や襟元のベロクロの有無や腕の裁断が変わったりと違いがあるみたいだが、今回はカラーの良さで選んだ。

やはり山用の服はある程度色味がある方が良い。Beta SLジャケットを持っているがブラックなので、パンツもブラックだとゴキブリみたいになってしまう。街用では別に黒でもいいのだが、メインはアウトドアでの着用なのでこのオリーブ色の発色はいい感じ。

ちょうど良い生地の厚さ

フード部分

ペラペラだがウインドシェルということなので、風はある程度防いでくれる。秋頃の登山では、動けば暑いし止まれば寒い、ということがよくあると思うが、ベースレイヤーの上に着ればちょうど良さそうである。

絞り部分

防水ではないがある程度の撥水処理がしてあるらしいので、小雨程度なら大丈夫そう。登山だけではなく自転車乗る時のアウターとしても良さそうである。絞りもあるしフード部分はちゃんとしっかり補強されている。

超軽量ポケッタブル

ポッタブル収納

胸ポケットに押し込めば、このサイズまで収納できる。重さは約140g。まさにポケッタブルジャケット。登山用の服の高機能にはいつも驚かされる。

アークテリクスのサイズ感は基本デカイのでいつも悩むが今回はSサイズで購入。自分は175cm,63Kgだが、ちょうどいい感じだった。

今年は残念ながらあまり山に行けなかったので早く山で活用したい。


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大洗キャンプ場 : 海が近い林間サイトの魅力

大洗キャンプ場
大洗キャンプ場

寒くなってきたのでそろそろ良い感じのキャンプができそうな季節が到来である。しかしコロナ禍ということもあり、よさげなキャンプ場は土日予約がとれない…そこで先週末、予約無しでいける”大洗キャンプ場“に行ってきた。

大洗キャンプ場 当日の混み具合

10/31(土)の9時過ぎに到着したが、受付には15人くらい並んでおり、すでに場内はすごいテントの数。前日ツイッター情報収集したとおり、早々満場になりそうだった。受付から近い駐車場はどこも埋まっている…とりあえず20分か30分くらい待って受付を終わらせて、止めれそうなところをウロウロ回って見た。ちょうど穴場スポットに駐車場が空いていたので車を突っ込む。

大洗キャンプ場は受付終了後、駐車場用に個別の看板をもらい、場所の確保ができる点がありがたい。とりあえず駐車スペースが確保できれば後はなんとかできる。穴場スポットは松の木が近くにあったが平坦でグロッケ8もすっぽり立てられるスペースだったのでラッキーだった。

おそらく土日の混み具合はしばらくこのまま続きそう。早めにいかないと悲惨な目に会いそうである。

大洗キャンプ場 について

今回2回目となるが、大洗キャンプ場のポイントをいくつかあげてみる。

魅力的な点

  • 予約無しで行ける
  • 観光スポットが多い
  • 温泉も近い
  • 松の木に囲まれて良い自然環境

気になる点

  • 大きめの道路が隣にあるのでトラックなどが走ると結構音がする
  • テントを建てる場所によるがトイレが遠い
  • 費用は2人で4,000円くらい

キャンプ場でまったりするのもいいが、大洗近辺は観光スポットも多く、散策する場所もいっぱいあるのが良い。前回は水族館に行った。

今回はテントを立てた後、国営ひたち海浜公園へ。ひたち海浜公園といえばロッキンオンが開催されるめちゃくちゃでかい公園だが、ネモフィラの丘も有名である。秋はコキアの展示をしていたので行ってみた。(シーズン終盤でもう赤くなかったが…)キャンプ場から車で30分くらいである。

晩飯の前にはキャンプ場から15分位のところにある潮騒の湯に。この温泉は化石海水という塩分を含んだお湯で舐めると少ししょっぱい。露天風呂は太平洋を一望できて最高の景色である。特にこの日は満月が綺麗に見えたのでよかった。ここもかなりおすすめ。

魚市場も近く、海鮮バーベキューをするならここで食材を調達するのが良いと思う。残念ながら今回は帰りに魚市場に寄ってしまった。普段食材を買ってからキャンプ場に行くが、大洗キャンプ場に限ってはテントを建ててから魚市場まで車で買い物に行くのが良いと思う。

お土産に買ったヒラメの刺し身

グロッケ8をたてる

久々にグロッケ8を建てる。相変わらず良い感じのテントである。残念ながらタープ用のポールを忘れてしまい、素の状態で使うことに…キャンプ道具も大体選定が済んできてしまった。2人でキャンプに行くには必要最低かつ必要十分な装備に絞り込めてきたと思う。

最近ヤエンクッカーで米を炊く手法を研究している。いつもはメスティンで炊いているが、スモールメスティンなので、2合炊きが難しい。そこでテフロン加工のヤエンクッカーでなんとかできないかと考えたのがきっかけで挑戦している。3回目だが割とうまくいったので、また手法をまとめたい。

夜はメスティンとアルコールストーブでの米炊きも研究中。やはりうまく米を炊くには吸水がほんま大事ということが最近しみじみわかってきた。

アークテリクス アラキス

ついこの間買ったばかりのアークテリクス アラキスもテスト。最高に良い。スリッポンで使用できるのが履きやすい。テントの出入りの負担が最小限になった。普段履きから軽いアウトドアまでならこれ一足で十分である。


アークテリクス “アラキス”:最高の普段履きアプローチシューズ

アークテリクス "アラキス"
アークテリクス アラキス

アークテリクスのアプローチシューズ”アラキス”を買った。Beta SLジャケット購入以来、アークテリクスの製品は非常に好きである。そんな久々のアークテリクス、買ってみるとやっぱり最高だったので紹介したい。

アークテリクス “アラキス” 概要

アークテリクスのは”アラキス”は岩場や簡単なボルダリングなどをできるアプローチシューズとして設計されている。そのため軽く、履きやすく、フィットするので普段使いでも快適に履けるシューズである。定価は18,700円(税込)。

アークテリクスが開発したアダプティブ・フィット・テクノロジーやビブラム社のメガグリップが採用されていたりと、しっかりとしたアウトドアスペックの上に、シンプルで洗練されたデザインが魅力的な一足である。

以前ハイパーハードボイルドグルメリポートのプロデューサー・著者の上出遼平氏がインタビューされていた記事でアークテリクスの「アラキス」が紹介されていた。これも購入のきっかけだった。

絶妙なフィット感

アークテリクス "アラキス"
包み込むようなフィット感

まず履いてみるとすっぽり包み込むようにピッタリフィットする感覚がたまらない。ネットの記事で「アラキスは普段のスニーカーよりもワンサイズ大きめにするのが良い」と書いてあったが、まさしくその通りで普段履くスニーカーよりも大きめを選んだ方が良さそうである。

当然アプローチシューズなのでアウトドアで使う場合、厚手の靴下を履く可能性もある。その場合はより一層慎重にサイズ感は検討したほうが良さそうだと感じた。そのため最初ネット通販で買おうと思ったが、アークテリクス神田店まで買いに行ったのである…

インソールはクッション性が高く長時間歩いていても疲れなさそうである。流石アプローチシューズということもあり、モノとしてのスペックが非常に高い。

シンプルだが洗練されたデザイン

"アラキス" 金具部分
金属のバックルで締める

アークテリクスはどの商品もデザイン性が高い。アラキスもシューレスかつバックルで締める仕組みになっている。紐が無いため、スッキリしたフォルムが特徴的である。ジーパンで履いてもまったく違和感のないデザイン。

シンプルに格好良い。

グリップ力と変形

ビブラムソール

ソールはビブラムのメガグリップが採用されている。雨の日に履いてもグリップがしっかりと地面に食い込み滑りにくくなっていると感じた。なお後述するが、雨の日に履くことはあまりおすすめできない…

踵が潰れるようになっているのでスリッポンに切替可能

踵部分を踏んでスリッポン状態に変形することもできる。子供の頃、靴の踵を踏んでいると怒られたものだが、アラキスでは踏むことを推奨している。これによってテントの設営や出入り時の靴の履き脱ぎが非常に楽になった。

防水性がないのは”アラキス”唯一の残念ポイント

非常に残念なのは「防水性が無い」ということ。アウトドアシューズだから防水性はあるのでは?と思うかもしれないが、”アラキス”はあくまでも「アプローチシューズ」である。

当然ゴアテックスではないし、かなり通気性良く作っているため、雨の日は履けないレベルである。強い雨であればあっという間に雨が浸透してびちゃびちゃになる。

そのため雨が降りそうな日は履かないなど決めて、割り切って使うしかないと思う。それでも普段使いには最高のシューズだと思う。

アークテリクスに惹かれて

アークテリクスが好きで、ハードシェル、短パン、登山靴はアークテリクスを持っている。特に登山靴のBora2 Mid GTXは2015年にアークテリクスが初めてフットウェアに進出したときに発表されたブーツで、インナーシェルが分離するという画期的な靴だった。

アルプスの女王「燕岳」にて

当時雑誌で見て欲しくなり、原宿のアークテリクスの直営店まで行って買ったのを今でも覚えている。5万近くする高い靴だったが2020年現在でも問題なく現役で登山で活躍している。ただ残念ながら廃盤になってしまったようで、インナーシェル分離タイプは無くなってしまった。やはりコストがかかるのだろうか…?

コロナ禍でネット通販の比率が大分増えたが、こうやって店に行って実物に触れながらいいものを見つけるというのもたまにはいいものだと感じた。


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アークテリクス “ベータSL” : メンテナンスしてみよう

アークテリクス"ベータSL"
アークテリクス”ベータSL”

アークテリクス “ベータSL”をメンテナンスしてみた。

アークテリクス “ベータSL”を購入したのは2016年4月。そこからフェスにいったり山に行ったり普段着として着用したり、約3年半おおいに活躍してくれた。ただ購入してから普通に洗濯機で洗うだけで、ちゃんとしたメンテナンスをしていなかった。

この後雨に打たれてベータSLの撥水力が低下していたことに気付く

そんな中、7月に尾瀬に行ったとき雨が降ってきてベータSLを着ると、あれよあれよという間に、雨が染み込み完全に雨が内部に浸透してしまった。運良く登山でもキャンプでも雨に打たれることがなかったため、ここまで撥水力が低下していることに気づかなかったのである。街中であれば問題ないが、登山するには命に関わるということで、撥水力を取り戻すためちゃんとメンテナンスしてみることにした。

ニクワックスで”ベータSL”をメンテナンス

ニクワックス ツインパック

ベータSLはゴアテックス製品なので、メンテナンスをどうすればよいか調べてみることにした。ゴアテックスの公式サイトにメンテナンスの方法が記載されている。

ゴアテックスは普段のメンテナンスは基本的に洗濯機で洗うので良いとされている。(柔軟剤は厳禁)熱を加えると撥水力が復活するので、アイロン加工や乾燥機なども有効である。うちにはドラム式洗濯機があるので、乾燥機を使って熱処理できる。

今回はフルメンテナンスをしたいので、撥水力の復活が期待される定番の”ニクワックス”でメンテナンスすることにした。

ニクワックスのツインパックは汚れを落とす「洗剤」と撥水力を取り戻す漬け込み用の「溶剤」が2本セットになっている。洗濯機でも使用できるらしいが、すべて手洗いすることにした。

洗剤で洗う

まずはニクワックスの洗剤(緑のパッケージ)とお湯を使って優しくもみ洗いする。もみ洗いした後、10分程度放置し汚れを浮かしていく。汚れが浮いてきたらすすぎをしっかり行って洗剤を洗い流す。

ニクワックス テックウォッシュ(緑)でもみ洗い

溶剤に漬け込む

洗いが終わったら次にTX.ダイレクトWASH-IN(青色)キャップすりきり一杯バケツに投入して漬け込みする。ゴム手袋を装着して、漬け込みが全体に行き渡るように撹拌する。そのまま

TX.ダイレクトWASH-INで漬け込み

次にTX.ダイレクトWASH-IN(青色)をすりきり一杯お湯を入れたバケツに投入して漬け込みする。全体に行き渡るよう撹拌しながら45分位漬け込む。この時撥水剤に触りたくない場合は、ゴム手袋を装着したほうが良いと思う。溶剤の匂いも少し独特。

ドラム式洗濯機はこういう時便利

漬け込みが完了したらしっかりとすすぐ。すすぎ終わったら乾燥機へ投入して熱を加える。乾燥機がない場合は陰干ししてからアイロン加工すれば良い。

乾燥後のベータSL

乾燥機から取り出すと、ベータSLの生地がしとりしていてさわり心地が良かった。霧吹きで水を吹いてみるとちゃんと撥水してくれたので、次はフィールドでメンテナンスの効果を検証したいと思う。


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